ドルコスト平均法
ドルコスト平均法について
記載したいと思います。
投資のプロに出来ないことの一つに
時間を味方にするという言葉があります。
これはプロは運用成績を決められた期間で出さなければいけないことから、
長期で資産を寝かすことが出来ないためです。
将来上がるとわかっていても、寝かして持つことはできず、
短期的に上がるものをリスク承知で取りにいかなければいけないのです。
では、時間を味方にするとはどういうことかというと、
ドルコスト平均法を使うのです。
いきなり事例を紹介です。
10,000円分投資信託を買いましょう。
投資信託はそれぞれ基準価格があり、毎日変化します。10,000円だったり、9,500円だったりと。
①1回で10000円の投資信託を10,000円分買ったら、上がるか下がるか博打です。プロでもないのにいきなりリスクを取りに行ってます。
②では2回に分けて、期間をとって購入したらどうなるでしょうか。
1回目 5000円分 価格5000円 2回目 5000円分 価格15000円
購入金額は 5000円+5000円=10000円
価格は上下しましたが 平均価格は(5000円+15000円)÷2=10000円
ここまでは①②ともに同じ条件になっています。
では、購入できた数量について確認していきましょう。
①購入代金10000円÷投資信託10,000円=1口
②購入代金5,000円÷投資信託5,000円 + 購入代金5,000円÷投資信託15,000円=1.33333口
結果を見ると同じ1万円で購入できた口数に違いがあります。
この後投資信託が値下がりして7,500円になったら評価はどうなるでしょうか。
①7500円×1口=7500円
②7500円×1.3333口=9999円
①の場合はそのまま損していますが、②の場合はなんとか持ちこたえています。
その後投資信託が値上がりして、15,000円になったら評価はどうなるでしょうか。
①15,000円×1口=15000円
②15,000円×1.3333口=19,999円
10,000円だったものが15,000円になるだけで評価は19,999円となるのです。
ドルコスト平均法とは、買うタイミングを分けて時間をかけて買うだけで損失リスクを減らすことができる不思議な手法です。
初心者がこの世界で勝負するための最も簡単な手法なのでぜひ実践してほしいです。